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秋雨の街


しとしと街が泣いている
時には涙も必要か

熱い視線を浴び続ければ
辛いと感じる時もある

それにしても目に指す街は
一人たたずむ背の横顔

哀愁とでもいうべきか

雫が黄昏散る音が
なんとも深く心に染みいる

慰めることはできないが
止まぬ涙を寄り添い聞こうか
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秋の真ん中


今日は良い天気だ
天は高くそびえて囲み

そこから落ちる光に
実りを促す温もりがある

地は広く肥えて駆け
まとう風は身を熟れさせる

私は今
秋の真ん中に立っている

天地の間の季節の中に
しばらくすれば帰ってくる

季節の父がどっしりと

厳しい激で私を試す

それまで少しの間だけ
まったり寝そべり過ごすとしよう
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古着の服


私は古着の服だ
お店に吊られた服のように
ただその場所に浮いている
肌を求め
温もりが価値を付けてくれる

そう願いつつもじっとしているだけ
自分を誰かに着てもらわなきゃ
生きられない
ぶら下がりのしがない服

どんなに安い素材でも
どんなに良いデザインでも

付いてるラベルで価値が違う
悔しいけれどそれが現実

私の半端なラベルじゃ誰も触れない

それでも私は運が良い方
だってまだ吊るし晒されているもの
ワゴンセールに埋もれてない

けれどいつかはあの中だ
このまま売れ残ってしまえばね

それともこんな私を気に入って
着てくれる人が来るのかもしれない
あまり期待はしないのだけど
ここに戻る気がしているから
私に馴染んだこのハンガーに
結局私、古着だもの
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自然の中で


独りは横顔茂む場所で
瞼通して横たわる

ゆろりと覆う湿り風を感じながら
そこにある景色を鼻で味わうのだ

背から漂う香りを呑めば
緑色も後頭部に描き出せる

身体が透明になったようだ
青々と広がる景色の中に
たった独りなら草になれる

両手を浚うと
指の隙間で風が踊る


耳を自由に這わせてみれば
せせらぐ水面と添い寝をする

瞼の幕を上げて見れば
流れる自然の近しさに
また少し瞳を溜める



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早秋を想イ思イ


秋浅い今時期に何を想うか
	
木々の彩る様に
ココロ染めようか

枯れ葉散る情景に
想い切なきを重ねてみようか

どちらにせよ

この季節の良さだろうが
一つ気持ちをなぞる節目

自然に心を委ねてみよう

在りし日よ、故に何を思う
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プロフィール

稲穂多記  InahoTaki

Author:稲穂多記  InahoTaki

未完成なモノの場末の掃溜め。 ほとんどガラクタでたまには照る照るモノ。 ※YouTube動画始めました。コチラから。よろしければ。8/2更新

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ただでさえつまらない与太事ばかり書き連ねている場所にもかかわらず、
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