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野菜を喰う


奮えながら立ち上がる乳呑児ちのみごたちは
母なる大地の乳房を喰らう

自然の流れ拒絶は無く
慰撫い ぶの抱擁へ身をさらがれ充たす糧を蓄え
みなぎり憶える肉体は

陽射しに耐え
風を舞わせ
海を引き
大地に根ざす




力授ける母に抱かれ
強く、逞(つよ)く
育つ鼓動よ

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創造


思い描き造るモノに
未来に託す「愛」「情」が無ければ
遺さぬほうが懸命だ

情亡き意志は欲の残骸
忌むべきモノに堕つるさが

両の手、心に護りを込めれば
憂う涙は遥か片隅

おのれの命で満足するな

意志を繋ぎ、尊ぶことが
人と生命いのちあわいさが

46億年の歴史の「今」は

今日起こりうる

総て

創造
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そんな言葉だけ


うるさい

ムカつく

もう嫌だ

そんな言葉だけが
生き残り
瓦礫を築いて








お互い様

頑張りましょう

ご苦労さん

そんな言葉だけが
死んでしまい
深海ばかり覗く目

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黒く眩しい


陽射しがまだまだなまっていても

黒猫

陽だまり背負しょってあったかそう

風がぶぅぶぅ騒いでいても

カラス

賢く流して世を渡る

私の周りの黒い奴らは
実に頭がよろしくて
おまけに睨みが鋭く恐い


手前と言えば
近づくことは遠ざけて
肩をすぼめて、こうべは低く
小さく世の中渉って行く

どうしようも無く間抜けで
救いようも無く気が薄い
その分、どうして酒がうまい

溺れ落ちても、底が風呂より浅いから
恥かいたってすぐ立てる

お愛想笑いは得意だし
笑って居られる場所がある



どうしてだろうなぁ
黒くて賢いあいつらの方が
帰り姿が馬鹿に淋しい

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蕎麦屋のフトコロ


「おじちゃん」と呼ばせる顔が
ポツらポツらと揚がってしまうと
誰ぞに頼る鳴き声も渋り彷徨う唇の隅

一人前のひとりぽっち
辺りに人が居ないわけじゃない
おじちゃんみたいのが
居ないわけじゃない
「おじちゃん」と呼べる自分がいない

「口でんのよ。
意地もこんなに汚くってな。
汚すぎて前もよぅ見えん」

「だから、周りみんな、汚い眼で見てる気がする」


あの頃が「懐かしい」

「『懐かしい』この言葉、何処にあるか知ってるか」って、
楊枝が、しぃしぃ聞いてきた

「ここだ。ココ。懐にあるんだよ」
ウチの胸を小突いて説いた

懐かしいものほど、
大事にしまって取ってある
爪楊枝をちょいとつまむ
汚れた隙間を取って踏み出る

ごちそうさん
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自粛の星


最近は夜星やぼしが綺麗な気がいたしました
自粛の星空とでも言いましょうか
不躾ぶしつけな物言いではございますが
お察しの通りにございます

今日(こんにち)まで、見上げた夜空に星を囲えば
必ず心休まるものだと思っておりました
愚鈍にも前例を頭中乱索いたしましたが

どうやら、
答えは今から創らねばならないようです
机や画面からではなく
この生身によって掴み獲るしかない答えです


あまりこういう表現を使うことは

かかはゆく思うのですが
国はその手で掴むものです。

そして
人は言います


ニホンの手から
ニホンの脚から
そこから創ることで
笑顔を生んで来たのだから

大丈夫

唇噛むほど間違ったって
涙絞るほど迷ったって

この手は
身体は
何だって創って来たんだから

星の光が慎むほどに
            小言*

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内蔵


すべてバラバラに見えてしまうモノも
大きな外枠の抱える
内の出来事にすぎない

包み込む悲しみも
迫り来る喜びも
飛び回る争いも

虚しくせせらぐ雲でさえ
満遍なくこの内側で
ぐちゃぐちゃにほふられている

命という一部に私がいて
試験管の試薬のように分離実験を課せられている



それが義務なのだ
人(わたし)の

ぐるぐる回されることが
生きることなのだ
命の冒涜ではなく
尊ぶべき自傷だ
外枠も内側を鍛え続けることが
課せられた義務

いつか外枠(じぶん)が冒されたとき
内側にいる孕み子たちは
それでも強く、
生きて往かなくてはならないのだから

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声にはしません


「頑張って」は辛いなら
なんて言葉をかければいいのか
なにも言わないほうがいいのかな

私は、力にならないのかな
アナタはそこに生きているのに

いつでも思う
いつかは想う

(生きていてくれてありがとう)

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窓ノ開いていた部屋


部屋のドアの隙間は、
私が踏み入れるほどに
どこか遠くへ吸い込まれた
外と内の隔てを知らせたのは
残響

映像には残っていなかったが
目と耳は、実に器用に作業を分担し
記憶を繋ぎ合わせていた

窓が開いている

今朝はそんな気分だった
すると「ドアの隙間」は「吸い込まれた」のではなく
遮られたのか

私に

部屋(なか)の様子を取り込めば
意思もなく無邪気なイタズラの跡

残り少ないルーズリーフが
私に決められた定位置を脱して
思い思いに羽を伸ばしていた

少しの間、放っておこうかな
そんな気分にさせる空気と光が
「いま」の部屋には充電されていた

私も椅子に腰かけて
風に誘われぬ羽を伸ばすと同時に
充電された新鮮な酸素を

肺のバッテリーにめいっぱい流し込んだ

意味の無い物語はこれで終わり
題名は「日常」
意味の無い物語

始まりは
仕舞いのこれから


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故郷


心根(こころね)植えた場所だもの
涙が明日まで流れても
ソゲヌオモイハ懐かしい

父ちゃん母ちゃん笑ってらぁ

おらの子どもだ心配ねぇ
負けねェやうに食わしてきたんだ
泣きべそ呑んで鼻すすり
めそめそしてっとケツ叩かれる
まったく
しょうがなぇもんだぁ

淡きも彩も此処は思い出(ふるさと)
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Appendix

プロフィール

稲穂多記  InahoTaki

Author:稲穂多記  InahoTaki

未完成なモノの場末の掃溜め。 ほとんどガラクタでたまには照る照るモノ。 ※YouTube動画始めました。コチラから。よろしければ。8/2更新

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