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テールランプコール


テールランプが赤らめながらも
恥ずかしげはなく
ぼんやりとする意識を誘い出した

いななく解放のトルクが

「我に付き従え!」

と雄を誘う油の太腕で
三万円の肩を抱く

きつく喉まで締め付けられ
自由の声に囚われる
六千円のプレーントウ
肩袖並べば心拍までも猛りを聴いた


青い兆しは自由へのシグナル
テールランプは瞼の先を往く

憧れに誘われただけでは
付き従えは出来なかった

青い兆しは目覚めの合図
手を叩いて私を起こす

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どしゃぶり批評家


粗暴を纏わない雨は美しく
絹織りのようになびくことがある
雨が捲かれるのです

小町娘のおこしが返る
雨がひるがえりを持つのです

それを求めて眺めいると
塞ぎ口を殴打する癇癪かんしゃくトンカチも
幾分木の懐に受け入れられて

後は

霹靂さえなかったら
〈ヘキレキさえナカッタラ〉


あむが止むたび晴れはしないのに
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常備薬


鼻のうちがだらけるので
チンコンカンと
いつものお薬三錠さん

手のひら落ちる二錠さん
一錠さんは出てったらしい

どうしようかと手の平座談
「気休めを足す」で全員一致

ごくんゴックリもう安心
一息積んだチラシを漁る

常に目を付け気にしていたさ

安売り、特売、目玉の品

ほらほらあった私の常

日付はホラホラ昨日まで
気休めが後ろ髪から抜けてゆく

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分不相応な小言ですが。

知識や知恵だけでは未来が見えても今は見えない。

血のかよった人を動かすモノは一体何なのでしょう。
政(まつりごと)の姿見よりも、たった一人の手鏡が
多くの人を映したように見えたのはなぜか。

発起したように見えた人が
なぜだか最も暗い処にいるような。
ひとまとまりの意志のヨウナモノは
炎のように軽いような。
外から眺める目は、
遠ければ遠いほど炎が火にしか見なくて、
音は耳には届いてないような。

何が燃えているのか。なぜ燃えているのか。
発せられる言葉は灰になるばかり。
現在(いま)が黒く燃えている。

心情は深く深く根ざすのが好きだな(個人的に)。
なんだかふわふわの居心地の良さに慣れてしまった。
泣かなきゃ消えない火なんて嫌ね。

狡猾な年寄りも厭だ。
「陳謝します」とさぞ高価な面子を提げて言うのも、
火通(ほとぼ)りが冷めるのを待てるしたり顔も。

板ばさみになる人がいるのも嫌なことだ。

日本人にとって
「思いやり」って難しいことだったかなと思ってしまう。
でも、悪態つきすぎていたら、
後に引けなくて難しいかもしれないなぁ。

それでも、
「思いやり」って聞いて懐かしく笑えるのは、

やっぱりニッポンジン。

・・・本日の小言はこのへんで。
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見て触って


コケシの頭は丸いよなぁ

ジャリんこ坊主の
よっちゃんよりずっと丸い

きっと削った人よりも丸いんだろうな

磨いた人もいればその人も丸くないんだろうなぁ

売ってる人も丸くないんだろうな

でも、丸いコケシを撫でってみると

意外と丸くないんだよ
触ってみるとなんだか四角いんだよ


こんどから絵を描くときは
コケシ頭はマルシカク
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ぺんたこ


ペンたこ焼きはうまい

ノチノチうまい

冷めてもうまい

デカイとうまい

出来上がりはカチカチ

なくなるとうれし

さみし

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出来ても出来なくても


とべなかった
とべなかったから

はしった

およぎたかった
およぎたかったから

すこしおよげた

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曲者胎児


ぅぉーんゥォーン

聞コエテイルカ

うおーんうおーん

聞こえているぞ

ゥォーンゥォーン

ウソヲツクナ

ぅぉーんぅぉーん

産マレテナイゾ
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哀を越えて


怒が哀に錆びを望んだ刃を振り下ろす
喜や楽は知らぬ顔で自らに求むるまま

哀に寄るのは悲しみだけ
部外者の皮膚が僅かな日陰を作る
嗚咽が怒りを吐き出そうとしている
ひたすらに、ひたすらに

怒りはそこへ
悲しみを突き刺し塞き止めた

哀には所詮、哀しみしか残らず
留まることしか出来ないのか……

世界は海原をたたえている
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ヘンクツに過ごす


鈴の音を求むるは風の坊
ケッシテワタシナドデハナイ

私は静けさに暑さを学ぶ
それが四季と共に生きると云うものだ

まっこと耳障りな避暑音ひしょねなり
我が窓辺の風鈴よ
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下手くそ鍋


言葉をうまく扱えないのは
憤りを孕みながらも
内に育つ負担の喜びのようだ

たどたどしくも夢は先に善く在り続ける
楽しみもある
苦しみも負けずにある
互いを高むる役目と寄り合う

下手なよくを混ぜて作った鍋を
にやにやと煮やしたまま
調べの悦びに酔い浸る

内で味わう苦しみを先延ばしにし
鍋肌の焦げ付き削りながら
すべての足掻あがきの泡沫ほうまつまで
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祖国に対し血が憂うのは
縄手の筋道が今日こんにち一本脈々なりて
何に負けずとも人は倒れ土地は泣く
生きる世に生まれたことは
土護る先人に託されたを失わぬから

流れに逆らい踏み止まるのは
守るべきを知る闘争の尊貴
され人となり穏やかにして愛すべき好々婆
児孫争うことに曙光は西へと俯き欠ける
しんとして愛すべき人に候ふ

人此処に在りて猶、日の本に照らされている
武器を棄てからだを楯とし
築き上げたる城は億にもせり。


忌む心は善の内にてぎょくとすべく
詫びて待ち、侘び吹かれ
侘びることそれもまた楽しみと
にこり諭す好々爺
愛おしき揺るがぬ足元に
千鳥歩むことは出来ず
容易く荒らすこと許さず

なれ血涙重ぬるは
礎を侘びる錆となる
千代に八千代に兆す曙光は
赤誠せきせいを持ちうる人が
仁(ひと)となるべく

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逃げられるとでも思ったか


にらにらカンカン本日も夏
息を呑めば夏
耳澄ましシシリラ夏

薄着の内のぬったり襦袢じゅばん
どこへ逃げても足型沼へ渡り
焼き鳥屋のダクトに抱かれ
地下から出てすぐ地上に絡まれた夏
足早に車に逃げ込む
そこは夏の真正面

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なんも言わない


((そんなに悲しいこと言うな!))
 (あんたが泣いてしまうだろ)


((そんなにいいこと言うな!))
 (私が泣いてしまうだろ)

  ・・・・・・
    ……

 (なんか言ッテヨ)
 (ナンカ言わない)



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稲穂多記  InahoTaki

Author:稲穂多記  InahoTaki

未完成なモノの場末の掃溜め。 ほとんどガラクタでたまには照る照るモノ。 ※YouTube動画始めました。コチラから。よろしければ。8/2更新

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