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多謝臺灣國

臺灣人の皆様へ

どうもありがとう
思いの丈は母語の母たる言葉に包み、
面映しさを謹んでお伝え申し上げます。
私不肖の身ではございますが、
臺灣國の皆様の御心に
大変感銘を賜りました。
差し出がましくも日本の地より、
仰ぎて零す楓一葉の謝辞にございます。
私の我がままにより
拙文に交わりの古い落ち葉が
踏み啼くことをお詫び申し上げて。


桜もまだ散ることを知らぬ
当年3月11日の東日本大震災は、
日本人にとって、
日本という国にとっても、
大変大きな苦痛と哀しみを残す天災でございました。
また、自然における人間の生物としての在り方、
人としての在り方を知り、
学ばざるを得ない人災でもあったと省みる所存にございます。
これから先の世がどのようになるか
私のような卑しい者には分かりかねます。
私は被災した人間ではございません。
ですが、崩れ落ちそうな瓦礫の隙間に
一つの光明を見たとすれば、自国のみならず、
臺灣國の皆様をはじめ
多くの国々の方より恩を知ることが出来たことと感じております。


あまりにも聡明な青空は、その大きさ、
奥深さを心身に理解することは難しい。
かつて日本は御國の地、他の地においても多くの犠牲を負わせました。
これは紛れのない史実であります。
しかし、暴力に頼った拳を使えば、その痕を掌で触れようとも、
理想は産み出せないということは皆々承知の事実にございます。
そして、尊ぶべきものを尊ばなかったことは、
現在も罪悪として、
映らずとも深く我が国を覆う雨雲のように漂っております。

時に私は、黄昏にこのようなことを想うのです。
今日の厚意を我が先人達はどう御思いですかと。
黄昏は情景を琥珀の中へ閉じるばかりで、
思いの云々は聞かせてはくれませんが、
頷きは優しく降りて往きます。


言葉はなくとも胸には厚く信ずるものを遺してくれます。

敗戦というものに価値があったとするならば、
暴力や権力のもつ力ではなく
仁徳によって
人は寄り添える力があると教わったことだと信じております。
日本は耐えがたきを耐え、
忍びがたきを忍び、
未来の子ども達のため、
平和への一歩を踏み出そうという志を胸に秘め復興を遂げました。
臺灣國の皆様の御心情をお察すれば、
日本以上の苦難に耐え続け、
乗り越えて来られたことに敬服致します。

そして、現在の日本と臺灣國の関係を思えば


哀婉に私の眼は溶かされながらも、
心は温もりに包まれるばかりです。

霧深き朝露の杜に哀悼の念を捧げます。
差別、迫害を始め臺灣人でありながら
日本人として生きなければならなかった苦悩を抱えた多くの皆様、
臺灣人で在りながら日本兵として共に戦い
命を落とされた戦友に対して、
尊ぶべき償いを怠る現状を
このような形以外に変えることの出来ない己は、
空虚な夜空を仰ぎ見る抜け殻のように感じます。

敗戦後66の年月が流れました。

日本が御厄介しておりました50年よりも多くの時間が流れました。


しかし、臺灣國の方々は百の年を越えようとも
敬う仁の心を授けてくれます。
それは恋心よりも慈しみ深く胸を綻ばせます。

萬善堂におかれましては
臺灣沖にて戦死した日本兵の供養をして頂けていると知ったとき、
私は込み上げるものを抑えることが出来ませんでした。
神社仏閣の檜鳥居は阿里の山を発てど
恨みを宿さず私たちを見守り続けてくれております。

その義士とも見紛う誇り高きに頭は下がるばかりです。
臺灣の地においては、
いかなる困難にあろうとも誇りを失わず
信念を貫き通す気質が備わっているものと感服の所存にございます。



日々の際、
美麗島に想い馳せ瞳を下ろせば楽しみを傍らに添わせてくれます。
玉山は勇ましく富士よりも高く地を見渡しているのでしょうか。
山娘たちは麗しい羽織を舞わせ唄っていますか。
茶の味は手のひらに香り撫でられ和やかでしょうか。

梅の木々は陽と歩みを交わし、
土と温もり深め、
掌を合わせほのかな香りを蓄えているのでしょうか。

私の肩にはそろそろ冷えを呑んだ風が
毎夜帰り来る季節です。
私は学に浅く、身分においても乏しい人間でありますが、
日本人に生まれ育ちました。
そして、臺灣という國家、


臺灣人という御仁を知り得えました。
生きることは厳しいけれど、
生きることは素晴らしさに出逢えるものです。

時が微笑み、
お逢いできる日が待つことを懐にやんわりと眼は月に願います。

拙文を謝辞と云いながらも、
臺灣國の皆様に届くことは無いものとも思っております。
香蕉の実がたわむまで、また桃の苗が熟れを醸すまで、
柿の種が実を落とすまで無いのかも知れません。
ですが、いつ届くやも知れぬ気まぐれな風に
穏やかな奇跡を忍ばせ託します。

一つの孤独を望むより、


薫陶の中に交わす好友の絆を
いつの日か手足のように
共に歩む未来を信じ
温情授かる地より
感謝の声を和がします。

美麗なる臺灣國、
そしてアジアに誇る臺灣民族の皆様へ 

義を賜り
仁を還し
礼に拝す

            非常感謝臺灣
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こくこく


コクコクという音がします

時が進むおと

刻刻と文字が並ぶ

目に見えているのでしょうか

嵐が過ぎたということでしょうか

刻々という音が聴こえます

頬杖を探りながら

コクコクという音に訊きます
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長編官能小説 短編私姿


本の厚みの威圧なこと
息を呑んでも手は出せない

ずっしりとした重圧は
虜にさせる魅力を醸す

見開きをめくり弾性を知る
目次まででも覗こうか

まえがきまで進もうか
軽はずみな絵本の姫は
情事の歴史を語り継ぐ

弾性の向きが変わるまで
愛し耽ろよ
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恋路を語るなど分不相応な小言ですが

好きと言って、振り向いてくれない人が
星の数ほどいた人は、
たった一人、向き合う人を
満月よりも愛(うつく)しむでしょう。


本日の小言でした。
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雨粒が落ちてはこないから


雲ってはいるけれど
ハレ
雨が揚がったから

洗濯物が冷え切ったままでも
はれ
それでも雨はやんでいるから

地面も空も同じ色の
晴れ
心模様は空の彼方
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むじゅん


雨が下火になってきたから

雲の上からバケツをひっくり返して

一思いに消してやりたい
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かのひと空に昇って


別れに看られたような気がして

名前に背くひまわり目いっぱい濡らす

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小さな畑の帰り


トマト盗まれました
トウモロコシも盗まれました
豆腐も納豆も盗まれました

ジャガイモは無事でした
獅子唐も無事でした

帰りにスーパーでダンボールをもらいに寄った
トランクは疲れてあくびをしていました

ジャガイモは無事でした
獅子唐を採ったことは忘れていました
好きなトマトがたくさん採れたから
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生き永らえて


わだかまりが肩を抱いて持ち帰るのは

帰還兵達――
口先のための勲章などではなくてね

家族は泪色の涙を流すさ
もうリビングの写真にキスをしなくてもいいのだから

けれどもね――
血液の海峡より生還した者にしか見えないワダカマリが
いつもボクより先にソファーに腰掛けている

わたしではなく家族の肩を抱きながら。
頬白鮫の目で赤い涙を零してボクを見て
みを手向ける


一分間の国歌だけが贖罪の憩いを赦す
これからどれだけ聴き続けなければならないのだろう

私は罪を犯したのか!
ワタシハ罪ヲ冒シタノカ。

――ほら、海と交わろう
蟠りが消えて逝く
涙なんてない――

  mamaママへ
    
   それからうちへ帰ろう
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十六夜お月


十五夜ほうけて十六夜月下げっか

忘れたりとて趣揺るがず

月暈霞つきかさかすみに積み団子

十六夜の酒 十五と惑わす

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ふあんを食べて


不安ってのは
さみしいね

一人分しかくれないのだから

不安ってのは
のどが痛いね

何度も詰まって落ちていく

不安ってのは
美味しくないね

だから誰にもあげられない

不安ってのは

腹持ちいいね

ごろごろゴロゴロ出て行かない

不安を吐くと
気持ちいいね
眼も洗えて気持ちいいね

不安ってのは
懐かしいね

同じふあんは食べられないから

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尊命


彼は自ら炎に喰われているのだ
止めてはいけないよ

《デモソレジャアシンデシマウジャナイカ》

彼が望んだことだ
なんと尊い意志であろうか

《サケビゴエヲアゲテイルジャナイカ》

嗚呼! なんと言うことだ!
あれは聖典の尊命みことだ!

《アア! ツイニタオレテシマッタ!》



彼は自らの役目を果たし召されたのだ

《ナゼダレモナミダヲナガサナイノ》

我が子等よ

さっきから何を言っているのだい
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ダンサー


ダンサーは音楽家だ

サウンドホールが音をばら撒き
ダンサーが音を楽しませるのだ
ダンスに乗るのは人じゃない

響きだ

ダンスを発見したのは人じゃない

(The music of the spheres) 

音楽にも神様が居られるのだろう
一点の光の中にダンスが降りるとき
神様は影に御身を重ね
音楽は歓喜に震える
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ソラヒラく


頭ん中は空が上でも下でもいい

ココロが右でも左でもいい

ようやく開けたソラをミテ

ヒキアゲル雲(ふね)をミテ

またたきだけ宙に浮いた

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夜のカガミ


カガミの目はカラッポで

髪は脱力感ありあり

一秒後

脱いだ薄紅誇る鏡(かお)

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朝のカガミ


鏡の中のワタシは

今のわたしではない

一秒後

理想の私だ

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稲穂多記  InahoTaki

Author:稲穂多記  InahoTaki

未完成なモノの場末の掃溜め。 ほとんどガラクタでたまには照る照るモノ。 ※YouTube動画始めました。コチラから。よろしければ。8/2更新

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