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おばあ


なんやテレビみて婆や
んぅんんぅん云う
そんで唄流れば
んぅんんぅん云う
炬燵ちゃんちゃんくるまかして
なんや婆や
んぅんんぅん云う
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春めしい




ただ唯一奏つ口笛も
吹きさらすだけのふぅに盗られ
梢の芽をたたき
裾野を捲る雲と共に
空へ海へとかえる
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思春の言外


吐いた息がいつでも外気に高揚して
裸の眼を隠してくれていたから
恥ずかしさっていうのは
特徴の無い笑いと同じで
縄紐を見ればお構いなしで
SLのようにカタクナだった

バトンは空まで揚がっていたし
スカートは風にゆれていた

つまらないことを憎まなかったし
陽差しは手を叩いていた

狂おうこともドラムバックに詰め込んで
思い残しはポケットでよかった


息の吐き方を矯正されてしまった今は
口当たりばかり求めている

頬は風を嫌っているし
日射しに気づけば
熱量ダ 電磁波ダ 
太陽系ノ地球ノニホンノジン

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ハンセイ文はんせい


カドヲタタセタクハナイガ、
オマエハ「バカ」ダトイッテシマウ

キリキリしたカオをしながら
ガロガロと動く体はガタピシ
〈ローンには負ケラレヌ〉

天井なんて埃がたたないものだと
思っていたが――
どうやって立ったのか……

知らないことはむこうから
こちらをうかがい、
見つかるまでこっそり生きている



(オマエガ
       シラナイコトダッテ
                     アルンダゾ!)

サイゴッペは鼻から出たようだ

かどをたたせたくはないから、
おまえは『ばか』だとかいておく
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仄赤い、空


きまって日の落ちた
眠り始めのことですが

迎え入れた暗闇が
手を振ったお空なんかより
大きくとらえ
迫るわけでもなく
流れてくれるわけでもなく
ただその大きさだけを
わたくしの胸へと押しあてる

それは毎日のことではありませんが
わたくしのひそかを統べている
と……謂う



どうしようもありません。
どうしようもありませんから

この息食うようにをひらけば
咳を含んだ赤んぼうの下でございました

かわいそうに……
あしたは少しこわそうなゆきんこです

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むだい


ゼンゴサユウドコヘイコウト
アオイニホヒノタツトコロ
イキニクカロウトアオギフス

ウエシタニイキバノカギリヲ
アワセテモテノヒラメガケテ
ナミダハオツル

ヤムルコトハナイ
コレホカニヤムベキコトモアラネドモ
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星を見ていて小言を言います


星の光が死んでしまった人だって、
   君は信じていますか?

わたくしナンカは信じているのです。

数光年先から届く光は、
遥か昔の時より出でて
今こうして眺めて望むものです。

あの星々の光と
わたくしとあなたの間には
過去の時間がキララ繋がっていると

わたくしナンカは信じているのです。

                  小言*

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おさなおも


ここにはきっとありとあらゆる

目には映え
神経は感覚とし
願ったりするものの
袋小路と呼べる場所

自由や自尊は虚栄の折り鶴となり
つむじ風がアオルたび
おのがかるさに唇を絞る

清らかなる漆黒の生成り筋
指根を登り脈打つ宿木




息吹きはゆるとやすらかで
撫でおりるカラスのつま先

万物に実るコトダマをついばみ
頬の上へおそらくほのかな赤き問いかけ

 君は愛と呼ぶものですか
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大りゅうめい


幻想がまた一つ、
      ふいと逝ってしまった

愚かモノの書置きを捨てぬままに
逝ってしまった

ひらめきはいつも急なものだ。
彼方は夢を瞬きの間に実現し、
ならわしに添い遂げ、
みことのままに己がままに

もっとゆっくり歩けば良いのにと
云われたこともあったでしょうに――




時間旅行タイムトラベルは思想の夢
眼を瞑ることのみが
未だに宇宙を離れる可能性のようです

そんな現実をどう受け入れるべきなのか
どの領域でしょうか――
もう少し見ていただければ
よろしいのに――

彼方を想えば霧は深深惑ろみを込め
宇宙の果てを垣間見るところまでは
連れて行ってくれるのに……
彼方はその先〈おそらく〉でしょうが。




彼方は笑みのやさしい人です
それには

幻想も
  言論も
    詩も
     想像も 
       御託も
         思想も

思い当たるふしのもの凡て
なんだかいらないモノのようで
仕舞いの人はそのようで
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酔った人


なにくわぬ顔をして
あたまを下げるばかりでいても
毎晩かならず酒をいれて
常にあしたに体をあずけ
宵の境地の声を聴き
そぼつ土の匂いが懐かしく
定まらない羅針盤コンパスについての
会話なんかが
いまよりずっと胸を酔わせた

そんなひともなかにおるでしょう



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白い大きな屋根のうえ


アルプスに住む大工の夫婦が
かみ雪なんのと腕をふりゃ
クククイクイと旦那が釘打ち 
よいさほいさと姉さん仕切る

えれぇ立派な大屋根から
平野盆地を除き見れば
諏訪湖でっぷし寝てらぁよ

大旦那はかわんねぇな
ちっとゆすったくれぇでは
起きずにああしてたかいびぎ

なんもなんもそれでいい



よいさほいさね
       ククイククイ
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ソシテワスレズ


日めくりは閏年の欠けた日を
時間やさらには記憶にも
一代ニ違ワズと申します

わが君が代の終えた日と
瓦礫の山をケズる日は
望む日々にコレカラを生み
(コワガラナクテモイイトイイ)

地面を蹴ってもビクリともせず
雑草が生え揃う庭庭が待ち遠しくある

 〈ノスタルジアに自慢の港があったりしてさ。
  海は男どもの背中でギリリと焦げて、
  タバコの煙がなんもワルく見えなくって――〉
(ミンナニデクノボートヨバレ)

帰りたいような
帰ることなんてないような
玄関は此処にあったよな
アノトキニ――このときに 

 ――種が欲しいです。
 ――種を蒔きたいです。
芋でも茄子でも小さな花でも木になる花でも茂る木々でも手のかかる温室育ちでも千年樹でも

ドコカシコふるさとばかり
座って起きて ヒトヒトヒト
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あぁ かなしい


カナシミの淵に落ち着いた頃
足下のぽっかりに気がつく
見るがままに吸い込まれ
淵の底へ身も蓋もない

みんな みんな 落ちている
後にも先にも真横にも
カナシミの淵は穴だらけ

みんなで落ちて
地面に ぱぱぱーん
あれヨ? アレレ? と
くるくるプシゃり

コンクリ石ころ身をよじって
見知った匂いにまみれながら

カナシミ切符の終着駅へ

あぶん、あぶん 紅い波
落ちた、落ちた たしかに落ちた

何度も落ちては波揺れた
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プロフィール

稲穂多記  InahoTaki

Author:稲穂多記  InahoTaki

未完成なモノの場末の掃溜め。 ほとんどガラクタでたまには照る照るモノ。 ※YouTube動画始めました。コチラから。よろしければ。8/2更新

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