FC2ブログ

Entries

折句 十七 十八 十九

 十七

が こ も
 ん で
ばかやろうでも
つよくなりたきゃ
たたかった

 十八

が が
 ん ん
ばりばり
るんぱっバ



 十九

が ち が
 ん く
ばかにみえても
ろうろうと
うみのようにゆたかです


    にほんブログ村 詩 いなほ

にほんブログ村 自作詩・自作ポエム
関連記事
スポンサーサイト



なぁ、女(おん)

 なぁ、女(おん)

ナーオン ナーオン
こっちへおいで
いっしょになって手を叩こうよ
手を叩いた痕は
ジンジンと――

アァ……気持ちがいいよ ナーオン

さぁ 手を叩いて夜明けを待とう
見えなくたって怖くないだろ?
音がするし――
ほら、ジンジンしてる

ナーオン
ナーオン


手を握りましょう

    にほんブログ村 詩 いなほ

にほんブログ村 自作詩・自作ポエム
関連記事

逆風

 逆風

爽風そうふうアララぶれば立ち行かず
ぶつかり合って「負ケジ」とえる

逆らえば髪を引かれ
鼻の穴にはつっぺされ
あんぐりと口を開けたまま
足は一歩を踏み出せない

唯一声は咽喉を進み
「負ケジ」を腹からくくり付け

オオオオオ
オオオオオ

    にほんブログ村 詩 いなほ
にほんブログ村 自作詩・自作ポエム
関連記事

覗き野郎御用

 覗き野郎御用


女の
風呂場
影が忍び
隙間っから
覗いて起った
怪しいからって
覗きがばれて
逃げたって
おっ起ち
回って
転げ


    にほんブログ村 詩 いなほ
にほんブログ村 自作詩・自作ポエム
関連記事

暑いから。

 暑いから。

ノートパソコンの熱い吐息が
一端の男のモノなら
抱いていたでしょうか。

おそらくは気のあるフリをして
しおらしい言葉で指先をなぞりながら
愛に触れる言葉は除いて
Icebrakerでも飲みましょう と

寝顔にキスをすることで
済ませるのでしょう。

    にほんブログ村 詩 いなほ

にほんブログ村 自作詩・自作ポエム
関連記事

暑ッ!

 暑ッ!

なりくるくれはれ
かくもなし

なもなしなもなし
こともなし

テッテテテッテ
しかたなし

本日ハ猛暑ナリ

    にほんブログ村 詩 いなほ

にほんブログ村 自作詩・自作ポエム
関連記事

おとなりのケン坊 挨拶

 挨拶

「おい、ババア」

とベランダから
朝八時過ぎに挨拶してくるのは隣のケン坊。
裏庭でトマトやキュウリ、
花なんかを世話している年寄りの背中に
相変わらずの礼儀知らず。

「よう、色男」
あたしは脇目に入る程度の顔を
やおらに一瞬に向けてそう云い返してやる。
鼻垂れのときからずっと
子憎たらしい『ガキ』だ。

見てくれも相変わらず。
ほんの少し見ただけで、


大体いつもの寝起きの格好だと分かる。

だらしのないよれたタンクトップに
薄茶色の膝下の短パン
茶色の若けぇ寝癖頭で
ヒョロヒョロしたのが
牛乳飲んで『おい、ババア』

「さっさと、着替ぇ!」
母親も相変わらず。ガキんちょのまんまさ。
朝っぱらからせわしい足音上げとるワ。
ふぅ……穏やかな朝ダ。

「おい! ばばあ」
「なんだ」耳障りに耳引っ張られて
振り向けば


「おはよう」

ダト。ヘラヘラと。

まったく、

愛せずにいられようか。


    にほんブログ村 いなほ

にほんブログ村 自作詩・自作ポエム

あの人の肛門

 あの人の肛門

その人は「すまないね」と言った。

ストーマから便が漏れてしまったのだ
腹部の皮膚の皺が細かく上手く付いてくれない
噴き出す便はここに居る何者の意志もなく
その人の腹の少し左に空いた穴から
ともなく現れるようだった

全ての便がパウチに流れれば
その人の排泄した便になるのだ
相変わらず
ストーマの隙間から染み出るように便が漏れている





その人は「すまないね」と言った。

ガーゼやティシューを詰めて
便の臭いに沈黙が不器用ながら蓋をする
今ここに
責任を負わなければならない人は居ない。

感情はあるが
恨みや妬みは自ら潜んでいるように思えた
ただ平生の静寂にみな耳を澄ませている。

そうしていると必ず
祖母はこの沈黙に割って入るのだった




自らの命を自らに背負わせ
絞り切れないような皺を寄せ
幸せに哀しみを突き立てて

明日あすも負うであろう
「すまないね」を言った。

できることの精一杯
安静に不自由な姿で

感情ハタダ耳ヲ澄マセテ居ル

    にほんブログ村 詩 いなほ

にほんブログ村 自作詩・自作ポエム
関連記事

わたしの涙

 わたしの涙

わたくしも他人ひとの辛さを想い
哀しいだろうと涙をこぼす。
気持ちに正直を問えば
涙に答えはあらぬとも

ワタクシ好きをきらいます。
情けが自分に還ってくることも

他人を想えば想うほど
わたくしの思う壷に
深さの闇は増すのです。

他人ひとの辛さをついばみ
苦しみは
自らのものとして扱うのです。


叫喚は苦しみを嘆きます。
らさぬように叫ぶことで
わたくしを
遠くへ
立たせて居るのです。

    にほんブログ村 詩 いなほ

にほんブログ村 自作詩・自作ポエム
関連記事

目覚め

 目覚め

空気だと思って吸い込んで
周り全てが水だったときの
孔の奥の痛覚は
君を求める以外のなんだというのだ

    にほんブログ村 詩 いなほ

にほんブログ村 自作詩・自作ポエム
関連記事

折句 十四 十五 十六

 十四

せなかで
みせてやりましょう

十五

にている
ゆびきりをした
うなぎをくった
どうなつうきわ
うわのそらにあたま
ぐぅとねていた
ものがたり



  十六

うまれたらしい
みんなここから

    にほんブログ村 詩 いなほ

にほんブログ村 自作詩・自作ポエム
関連記事

折句 十 十一 十二 十三

 十

うわべだけの
ちくばはいがいと
わたしらしい

 十一

ゆうやみはえてはなちりぬ
かたりもつきて
たゞそばに

 十二

はがうくような
なるししずむも
美といえそう
 十三

かねのかかる
えらそうなしり
ろばのしり!
うしろをあるく
かばのけつ!

    にほんブログ村 詩 いなほ

にほんブログ村 自作詩・自作ポエム
関連記事

カラスが鳴く前に

 カラスが鳴く前に

胸と
四肢は安らかなる
白波はひっそり退いたまま

十二色の浮雲に弾み 転がり
万年落ち葉の上にうずまる

オレンジ黄身の太陽に
二羽のカラスが点になると
ドロドロと陽が落ち始める

黒い影が地下から伸びて
バタつく足のせわしなく
潰れた黄身をかき混ぜると



ぼくのお腹は見事に鳴った!

    にほんブログ村 詩 いなほ

にほんブログ村 自作詩・自作ポエム
関連記事

 鼻

雨たらしめる
耳目のないぼくにさえ
雨は雨たらしめる

雨たらしめる
舌も……
触れ合う部分さえないぼくに
雨は雨たらしめる

吸い込み







    にほんブログ村 詩 いなほ

にほんブログ村 自作詩・自作ポエム
関連記事

夜光

 夜光

幾夜悲しみは過ぎました

月夜の晩には星一つ
ネオンライトは数万円

両天秤は光を弾き
モノの価値など知りません

人の寄らない灯りには
ガなのか 実は チョウなのか

わかりません
ワカリマセンカ?

幾夜悲しみは過ぎました


窮屈な方が眠れるのです

    にほんブログ村 詩 いなほ

にほんブログ村 自作詩・自作ポエム
関連記事

ねこの鍵持ち

 ねこの鍵持ち

鍵しっぽが鍵穴探しに
おれン処へ来たというなら
やはり
おれも出来る限り
鍵穴探しを手伝わねば
薄情者と噂が起つか……

面倒なこったけど
薄情者は御免だぜ!

情のあるフリしてやろう。

人肌脱ごうか!
鍵持ちにゃろめ
    にほんブログ村 詩 いなほ
にほんブログ村 自作詩・自作ポエム
関連記事

Appendix

プロフィール

稲穂多記  InahoTaki

Author:稲穂多記  InahoTaki

未完成なモノの場末の掃溜め。 ほとんどガラクタでたまには照る照るモノ。 ※YouTube動画始めました。コチラから。よろしければ。8/2更新

最新記事とコメント

↓今までの記事です

 

インフォメーション

お立ち寄り頂きありがとうございます。いなほ です。
ただでさえつまらない与太事ばかり書き連ねている場所にもかかわらず、
こんなところまで気がついてくれて
どうもありがとう。
良いことがありますように。

QRコード

QR

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ