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窓ノ開いていた部屋


部屋のドアの隙間は、
私が踏み入れるほどに
どこか遠くへ吸い込まれた
外と内の隔てを知らせたのは
残響

映像には残っていなかったが
目と耳は、実に器用に作業を分担し
記憶を繋ぎ合わせていた

窓が開いている

今朝はそんな気分だった
すると「ドアの隙間」は「吸い込まれた」のではなく
遮られたのか

私に

部屋(なか)の様子を取り込めば
意思もなく無邪気なイタズラの跡

残り少ないルーズリーフが
私に決められた定位置を脱して
思い思いに羽を伸ばしていた

少しの間、放っておこうかな
そんな気分にさせる空気と光が
「いま」の部屋には充電されていた

私も椅子に腰かけて
風に誘われぬ羽を伸ばすと同時に
充電された新鮮な酸素を

肺のバッテリーにめいっぱい流し込んだ

意味の無い物語はこれで終わり
題名は「日常」
意味の無い物語

始まりは
仕舞いのこれから


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稲穂多記  InahoTaki

Author:稲穂多記  InahoTaki

未完成なモノの場末の掃溜め。 ほとんどガラクタでたまには照る照るモノ。 ※YouTube動画始めました。コチラから。よろしければ。8/2更新

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